【ネタバレ注意】Over the Rainbow見たので初見の感想【批判注意】

あけましておめでとうございます。

 

さて、今回は映画

ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow

を鑑賞した感想を書き留めておきたいと思います。

まだ1回しか見てないので「それは違うよ!」な部分もあるかと思いますし、これから手のひらクルーすることもあるかと思いますが、初見の感想ってことで許してください。

ネタバレ全開フルスロットルなので、未観賞の方はご注意ください。

感傷に浸りたい方や余韻を楽しみたい方、批判意見=アンチとお考えの方もお帰りください。いやもう半分アニメアンチみたいなもんか。

本当に包み隠さずボロッカス書いてるので、もしかしたら不快にさせてしまうかもしれないです。その時はごめんなさい。

あともう一つ、µ`sの劇場版と比較することはしてないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクターについて

 

千歌ちゃん

「なんか、ちょっとだけ見えた。見えた気がする!」

よくも悪くもいつものアニメ千歌ちゃんだった。特筆することない。

まあ主人公だしこんなもんかって感じ。

 

梨子ちゃん

「私たちの答えは前に進みながらじゃないと見つからないと思う。」

アニメ以上に善子にイライラしてた印象がすごかった。

真面目なシーンでは元に戻ってたので一安心だった。

 

曜ちゃん

「これまでだってやってこれたじゃん。大丈夫できるよ!」

完全に月ちゃんに食われてた。何かした記憶が無い。

Hop? Stop? Nonstop!の歌い方がすごくよかった。

 

ルビィちゃん

ラブライブ!は遊びじゃない♪」

実質主役で一番輝いてた。本当に強くなったなぁ、ルビィちゃん。

Saint Snowや3年生(お姉ちゃん)の話に積極的に絡んでいけるのはやはり強い。

ラブライブは遊びじゃない!」を理亞ちゃんに返したとこ好き。

 

花丸ちゃん

「モグモグモグ…これチョコずら♡」

マジで食ってただけ。体力無い描写もしてたし函館編以下レベル。

それ以外に言うこともない。いくらなんでも酷過ぎる。

 

善子ちゃん

「いいんじゃない。面倒くさそうだけど。」

いつも通り騒いでただけ。行方不明になったり足滑らせて羽根を落としてマリーママに居場所を確信させたりと足を引っ張りまくってた分、いつも以下かもしれない。

中学校の時の同級生と和解してたのはよかったかな。

 

鞠莉ちゃん

オフコース!ずっと一緒だよ?」

まあ劇場版が実質的な鞠莉ちゃん回なだけあった。

Hop? Stop? Nonstop!ではセンターだったが、聖良さんも認める流石の歌唱力だった。センター見れてマジでよかったなって思った。ライブ楽しみ。

浦女を訪れたシーンや最後の曲の途中で去っていくところなど、要所要所のカットが美しくてドキっとした。

 

果南ちゃん

「私は好きだよ。小さい頃、鞠莉を連れ出して遊んだときみたいで!」

ハグゥ。出番あんまり無かった。

髪型がコロコロ変わって可愛かったのと、千歌ちゃんの胸を指して諭すシーンが好き。

1期2期とイライラしてた印象が強かったから、飄々としたお姉さんしててよかった。

 

ダイヤちゃん

「もう、ルビィはなんでもできるのですわ。なんでも。」

デスワ。同じく出番あんまり無かった。

やっぱり姉妹関係の話はいい感じで、特にルビィちゃんに言った上の台詞はグッと来た。

 

これは3年生全体に言えることだが、貫禄ある頼もしい先輩感出ててかっこよかった。

イタリアで再会した時は俺もなんか安心した。

 

聖良さん

2期で見せた聖母っぷりが健在だった。髪下ろした聖良さんの美しさったらない。

あえて厳しくAqoursに点数を付けるシーンは元スクールアイドルとしての聖良さんにしか出来ないな~って思ったし、理亞ちゃんを心配するお姉ちゃんとしての聖良さんも素敵だった。

 

理亞ちゃん

この映画で一番報われたのではなかろうか。

聖良さんとしっかり話も出来てわだかまりも解消できたし、2年生になっても上手くいきそうでよかった。

 

月ちゃん

渡辺の血がどれだけ優秀なのかを示してくれた新キャラ。

Saint Snowを差し置いて海外についてくるわ、統合先との橋渡しはしてくれるわ、ノリも良いわ人当たりは良いわ…完全に舞台装置。チートキャラ。有能すぎる。

でも可愛い。

 

鞠莉ママ

テンプレ的な「理解のない親」描写があって、つい俺もムッとした。

が、意外とあっさり退いてくれた。味方になったらクッソ頼もしそう。

 

 

まあ1期や2期でもそうだったけど、メンバーごとに格差がすごかったなぁ。

扱いは ルビィちゃん>(SaintSnow>)ちかまり>かなダイりこ>>曜ちゃん>>>>>>>善子>>>>>>>>>>花丸 といった印象。

予告編や先行公開されたカットで想像できてたけど、よしまる2人の扱いがこれほどとは。善子はまだずっと堕天できてただけマシか?花丸ちゃんは食ってただけ。

衣装の生地見に行ったり、ステップの練習してたりというフォローはあったけど…。

ちなみにAqoursメンバーのとこに書いた台詞は読売新聞のカラー広告に書いてあった台詞。花丸ちゃんさぁ…もっと他になかったのかい?無かったわすまんな。

 

 

 

楽曲について

 

「僕らの走ってきた道は…」

キービジュ第2弾の衣装がまさかOPだとは。

開幕5分で曲やってくれたのはよかったけど、まだあんまり印象に残ってない。

沼津推しがすごかった。

 

「逃走迷走メビウスループ」

「G線上のシンデレラ」「予測不可能Driving!」に続いて3曲目の3年生曲。

ドレス衣装もあって、G線上に近いような印象を受けた。

流石にシリアス系の曲が来るかと思ってたが、またノリノリな感じでよかった。

 

「Hop? Stop? Nonstop!」

最初に予告で聞いたときはポップすぎでは?と思ってたけど、聞いてみればそれがむしろよかったのかなぁって。楽しいしシンミリしないし、Aqoursの曲としてもかなり好きな部類に入る。

上でも書いたけど、鞠莉ちゃんのセンターの風格がすごい。

ただ、せっかくの鞠莉ちゃんのセンター曲という意味でも劇中での曲の役割という意味でも、衣装欲しかったなぁ。

 

ちなみにこのブログもワクワクしながら書いてます。

 

www.youtube.com

 

 

「Believe again」

Saint Aqours Snowの2ndシングル曲が来ると思ってたんだけど、まさかのSaint Snow新曲。

お蔵入りになってしまった決勝用の曲を持ってくるというアツい展開。

衣装も曲もカッコイイしPVもメチャクチャに気合入ってるし、すげーよSaint Snowは。

 

「Brightest Melody」

前売り第2弾の衣装の曲。まさかまたちかりこダブルセンターが見れるとは。

(…だよね?あれは曜ちゃんセンターではないよね?)

正当派な曲だったけど、Saint Snowインパクトが強すぎてまだあんまり印象に残ってない。

 

「Next SPARKLING!!」

最後の曲。6人になった新Aqoursの楽曲ってことで期待してたんだけど…(後述)

まあエンディングだなって感じ。間奏だかアウトロだかがノスタルジックな感じで好き。試聴動画で言うと4分25秒くらいからのとこ。

 

「Over The Next Rainbow」

Saint Aqours Snowの2曲目!?いやPV作ってくれよ。

 

 

…と、比較的好意的に意見を述べてきたんですけど…

正直な感想。

 

9人曲に関しては1期2期を超えられてないと思った。

今回の劇場版の9人曲で印象に残ったのは「Hop? Stop? Nonstop!」だけで、他の3曲に関してはあまり覚えてない。

「WATER BLUE NEW WORLD」の衣装パージ、「WONDERFUL STORIES」の過去衣装総登場からの幕引き…

2期終盤の2曲はそんな衝撃もあり、曲も比較的頭に残ってたんだけど…

今回は「正当派で悪くないな」という感想しか残ってない。

 

これに関しては完全に人の好みでもあるからなんとも言い難いし反論に対してもどう答えていいのかわからないけど、僕はそう思いました。

 

演出や内容について

よかったとこ

・ルビィちゃん

予告編でお姉ちゃんに抱き付きに行ってたり、先行公開のカットで菱形口でピギってたときは「あぁ、置物に逆戻りか」と思ったが、まったくそんなことなかった。

むしろめちゃくちゃ成長して、話を引っ張っていった印象。

走って逃げだした理亞ちゃんを真っ先に追いかけて謝る、

(これは1年生だが)ライブの場所を決めさせてほしいと言い出す、

お姉ちゃんたちに頼ってばかりじゃダメだと自立の姿勢を見せる、

Aqoursに入るのは理亞ちゃんの為にならないとキッパリ言ってのける、

理亞ちゃんに「甘えてちゃだめだよ、ラブライブは遊びじゃない!」と諭す、

人見知りだったのに、群衆の前でライブ前の挨拶をする…

などなど。よしまるがギャグやってるだけだったのもあって余計に立派に見えた。

卒業する3年生にも関わりがあり、今回のサブ主人公とも言える理亞ちゃんとも一番仲が良いということで、立ち位置がズルい(いい意味で)。

でも映画終わってみるとやっぱり千歌ちゃんが主人公だったと思うので、本来の主人公を食わない程度に目立ってたのも上手かったかなぁ。

推しだからっていうのを抜きにしてもルビィちゃん輝いてた。

 

Saint Snow

姉様の夢を叶え、決勝でAqoursを戦い、お蔵入りしてしまった曲が日の目を見る…という展開を「私たちだけのラブライブ!」という形でやったのは良かった。

姉として、元スクールアイドルとして色んな面を見せてくれ、やっぱり頼もしかった聖良さん。ギャグ顔も見れたし。

モヤモヤを解消して前に進むことができた理亞ちゃん。

決勝用の勝負曲もめちゃくちゃカッコよかったし、PVもシビれた。

ライバルキャラとしてはこれ以上無い活躍だったと思う。

 

・曲

やっぱりラブライブだしアニメの出来は置いといて曲は良かった。

個人的には「逃走迷走メビウスループ」「Hop? Stop? Nonstop!」「Believe again」の3曲が好き。

 

 

・渡辺月ちゃん

CMでの話題作り&話を進めるための、舞台装置という名の新キャラ。

ボクっ娘だのイタリアに住んでただの生徒会長だの属性がどんどん追加されていき、曜ちゃんをキャラ被りどころか食ってて心配だったが、終わってみたら結構いいやつだった。

某所では千歌ちゃんが知らないのがおかしい!という声もあったけど、幼い頃からの友達でも従兄弟とかの親戚関係は流石に知らんし違和感はないでしょ。

 

・浦女生徒たちの存在

よいつむを始めとした浦女生徒や統合先の生徒たちが協力してくれていたが、

アニメにおけるAqoursは結成当初から度々浦女生の支えを受けてきたので、

そこが最後までブレなかったのはよかったのかな、と思った。

また一緒に踊るとか言いだしたらどうしようかと思ったが、

あくまでサポートに徹してて安心。

 

・作画

所々怪しい部分もあったけど、全体的に可愛かったと思う。

浜辺で千歌ちゃんと話してるとこの梨子ちゃん、「Next SPARKLING!!」で去っていく鞠莉ちゃんが印象に残ってる。

 

・再現カット

君ここと同じカット割りで夕焼けの浦女を映すのはグッときた。

あとは無理矢理感はあったけどEDの9人で入水するところの。

入れた意味はよくわからなかったけど。まあアニメこれで一区切りだしいいんじゃないかな。

 

モヤったとこ

・冒頭、幼少期のシーン

顔を歪めた。まあ運命の出会いをした相手が実は昔会っていた、なんてのはありがちな話だし、テンプレ以下のつまんねー演出しかできない監督のことだしいつかやるんじゃないかと思ってた。

千歌ちゃんと梨子ちゃんの関係は、高校生になってから運命的な、奇跡的な出会いをするから良いと思ってたんだけど。あっそ、って感じ。

ようちかだけで、果南ちゃんが居ないのは…まあ分かってた。

終盤でよくわからないロリAqoursの集合シーンがあったので、もしかしたらイメージ映像なのか?とも思ったけど。

とにかく、ちかりこにおいて一番やってほしくないシーンをやってくれた。

 

・浦女の扱い

統合先の保護者「部活とかが堕落しそうだから浦女生が来るの反対!」

バカか?

統合先として受け入れる話になったんじゃないのかよ。新しい制服も買わせてさぁ。

やっぱり受け入れできませんなんてそんな話あるかよ…

統合先の理事長やるやらないみたいな話してた鞠莉ちゃんどうなってんすか。

 

・鞠莉ママや鞠莉の結婚

歌ったらさらっと自由を認めてくれた。

まあ予告編の時点で読めてたけどカタルシスも何もなかった。

上でも書いたけど、「スクールアイドルの良さを認めさせる」っていう役割の曲なんだし、そこは魅力の一つでもある衣装は欲しかったところ。曲自体はとてもよかった。

 

・相も変わらず冗長でつまらないワンパターンなギャグ

たしかに俺はカップリングとしての「よしまる」「よしりこ」は嫌いだけど、

それを抜きにしても多すぎる。クドすぎる。

善子が何か言う→花丸がおちょくるor梨子がイライラする

ホントにこればっか。バカじゃねえの?いい加減にしてくれ。

海外で迷子になるというお約束も、足を滑らせて死にかけた挙句居場所を晒すというヘマも善子が背負わされてたし。

花丸ちゃんなんて冗談抜きに食ってばっか。落ちてきたコインチョコ食うなよ。他の客に運ばれていった肉に目を奪われてた時は流石に引いた。食い意地張りすぎでしょ。

「いっぱい食べる君が好き」とか言われてましたけど花丸ちゃん推しはこれで満足なんですかね?俺は嫌だね。周りに花丸推しがいないので感想聞いてみたいところ。

2期が比較的シリアスだったからか不評だったからか知らないけどフェードアウトしていった顔芸も復活してたっけな。先行公開されたカット、9人中5人が顔芸だったし察せては居たけど予想以上に顔芸多かったね。

菱形の口(◇←これ)も多用されまくってたし最悪。これ違和感しかないし可愛くないんだよマジで。

サンシャインのアニメの悪いところが戻ってきちゃったなぁって思った。サンシャインの映画らしいといえばらしいのかもしれないですけどw

 

・6人のAqours

「Next SPARKLING!!」はAwaken the powerでもそうだったが大人の都合を感じた。

2番から3年生が入ってきたことは嫌な顔しつつも、わからんでもないと飲み込むことにはした。2番からは精神世界的なステージだったから現実じゃないんだろうなとは察することができたし、劇中で「離れてもずっと気持ちは一つ」的な台詞もあったし、映画がそういうテーマでもあったし。最後のエンディングは9人じゃないとってのもある。

ただ、「6人だけのAqours」の曲も作ってほしかった。散々映画の中でテーマにしてきたわけだし。

3年生曲があるんだから、あるもんだと思ってた。無くて拍子抜け。

あのアニメの世界線の中では6人のAqoursの曲だけど、俺らから見たら結局9人のAqoursの曲なわけであって…。

 

・エンドロール後

なにあれ?

最初は虹ヶ咲のメンバーか?とも思ったけどそうでもなさそうだし。

よくわからんモブが聖地とか言い始めて冷や水ぶっかけられた印象(このブログも相当冷や水をぶっかけているが)

色々モヤモヤは残ったものの、「Next SPARKLING!!」で綺麗に締めて終わりでよかったのになぁ。

 

 

総評

もちろん良い所もあったが、話の起伏が小さくてつまんなかった。

曲と曲の間も長くて退屈だったし、いちいち挟まるギャグのせいでテンポも悪く、

中盤くらいで「長いな」と思ってしまった。

1期2期はなんだかんだ涙ぐんだシーンもちょくちょくあったが、それもなし。

 

 

キャストが過密スケジュールでめちゃめちゃ頑張ってるのに、

アニメがこれじゃあなぁ。

これは流石に言い過ぎ感あるかもだけど…包み隠さず書くって言ったので正直に。

 

きんちゃんやあいきゃんがセンター取る宣言をしていたが、

この劇場版の花丸善子の扱いではとてもじゃないが難しいと思う。

1期後の果南ちゃんのように同情票は集まるかもしれないけど。

 

これはキャスト批判でもなんでもなく、

センター投票の在り方とアニメスタッフに対する文句なので悪しからず。

 

 

まあこれから特典目当てに通うんですけど、ちゃんと見れるか今から不安です。

応援上映とかやってくれないかな。誰かと喋りながら見たい。

ぼくと一緒にこれ観たいという勇者がいたら声掛けてください。

 

 

以上です。

多分言い損ねてる事も結構あるんですけど、

まあこれから回数重ねるので、気づき次第また記事書いていきたいと思います。

 

新年早々ブチギレしてて全く変わらない私ですが、

よろしければ今年もどうかよろしくお願いします。