ラブライブ!サンシャイン!!2期について思うこと~後編~

10月7日に放送されたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」2期1話について。

色々と思うところがあったので、素直に吐き出しました。

 

 

 

 

 

 

 

注意書きをいくつか。

 

・この記事は批判的な意見がたっぷり含まれています。

 そういった類のものを見たくない方はブラウザバック推奨です。

・あくまで個人的な考察・感想です。かつ、だいぶ捻くれた部分も含まれております。

・自分で言うのも何ですが、私は「ラブライブ!」及び

 「ラブライブ!サンシャイン!!」というコンテンツが大好きです。

 大好きだからこそ、言いたいことが山ほどあったのです。

・アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」と

 アニメ「ラブライブ!」を比較する箇所があります

 µ`sとAqoursを比較するのは正直言って自分でも

 大大大大大嫌いなのですが。ごめんなさい。

※あくまでアニメとしての「ラブライブ!」「サンシャイン!!」であり、

 グループやコンテンツとしてµ`sとAqoursを比べることはしていません。

 

 

ご了承いただけた方は、お手数ですがもう少しだけスクロールしてください。

 

良かった点を挙げてる前編はこちら。

hughugkananmk2.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・はじめに

 

ついに始まった、ラブライブ!サンシャイン!!第2期。

 

1期は13話のモブ関連の話を除いては、悪いところも勿論たくさんあったけど「今週も楽しめたな」で終わらせることができてました。

 

期待しすぎた1期の前例もあったので、

2期を試聴するにあたって、自分の中でのハードルをグンと下げて試聴しました。

 

正直、動くAqoursの子たちが観れるってだけでめっちゃくちゃ楽しみでした。

 

でも、今回の2期1話が終わった後の感想は、「なにこれ…」って感じでした。

 

下げ切ったハードルを蹴り壊された感じです。

 

 

 

箇条書きでまとめます。

 

 

 

 

気になった点

・冒頭、体育館でのシーン

1年生が3人で喋っているだけかと思えば、

それをマリーが拾って壇上で話し始める。

さっきまで2学期の話をしていたのに、ダイヤさんが出てきて突然ラブライブの話を始める。

曜ちゃんと梨子ちゃん、果南ちゃんも次々に混ざって話し始める。

千歌ちゃんが遅刻してきて、メンバーが問いかける。

 

理事長挨拶なのに、話を聞く側の生徒が平然と話に混ざってきているからなのか。

はたまた楽曲が無いからなのか…

 

アニメ「ラブライブ!」の頃にも突然「ススメ」や「これまでのラブライブ」のようなミュージカル的演出が唐突に入ったりしましたが、

その時はあまり違和感を感じませんでした。

 

はっきりこれだ!とは言えないんですが、とにかくすさまじい違和感を感じました。

 

 

・ネタの乱用

酒井監督は一回受けたネタを意味もなくしつこく使ってくるのは、1期の梨子ちゃんとしいたけで嫌というほど分かっていたのですが。

あまりにもクドかったです。

 

まず「ぶっぶーですわ」。

正直1期の時からあんまり好きじゃないんですが、ありしゃもコーレスに組み込んでいたりしているのでそこは割り切ってたんですけど。

1回目は日常シーンだったので、「あ、2期でも言うんだ」程度の認識だったんですが。

2回目、理事長室に現れた時にも言ったときは溜息が出ました。

普通にたしなめるだけじゃダメだったんですかね?

シリアスなシーンで言われると冷めました。

シチュエーション、優しい表情、小宮さんの演技とかなり良かっただけに、残念です。

 

次は「ヨハネ!」。

善子と呼ばれると訂正するアレです。

いちいち挟まれて会話のテンポが悪く、悪印象です。

100%訂正するのかと思えば、そうじゃないところもあるし。

どっちにしろ、そろそろしつこいです。

ヨハネかよっちゃん呼びでたぶん全て解決して平和になるのでよろしくお願いします。

 

「やめるずら」も、思い出したようにやるからわからない。

今回だってヨハネモードが暴走しているシーンはいくつもあったのに、花丸ちゃんが止めたのは新しい練習場での1回だけ。

前はルビィちゃんに技をかけていたので、実力行使っぽいチョップもわかるんですが。

 

あとルビィちゃん。

酒井監督はルビィちゃんのこと「マスコット」とかいうふざけた認識をしているのは分かっているんですが。

冒頭の体育館で「ぅゅ!」って返事してたりとか、台詞の少なさとか、やっぱり気になりました。

今回ピギィが無かったのが救いです。

 

※「にっこにっこにー」に関してはどうなんだという意見を貰った事がありますが、 

 あれはそもそも彼女の信条であり、アイドル「にこにー」の象徴であり、

 言い方が変化しているとはいえ、ラブライブ!発足当時から存在する

 持ちネタですので、今回の話とは別の問題だと思います。

 

※じゃあ同じくアニメ等で後付された「ダレカタスケテー」はどうなのか?

 とか言われそうなので書いておくと、

 かよちんの「ダレカタスケテー」はそんなにしつこく、

 場面を問わずに乱用することはないように感じました。 

 少なくとも、私は不快には感じたことはありませんでした。

 今回の論点は、「場面を問わず乱用しているように感じる」点です。

 空気を読んでたまに使うくらいならここまで文句言いません。

 

・やりすぎなギャグ要素

顔崩すのはいいんですけど、ちょっとやりすぎ。

特に気になるのは、口が菱形になるアレ。

1期13話の梨子ちゃんがやった時から、大嫌いです。

善子ちゃんもやっててガッカリしました。

 

あと今回全くもって必要性を理解できなかったのは、善子ちゃんの哺乳瓶云々のアレ。

そもそも梨子ちゃんから話が出るのがよくわからないし*1

自分から話を振ったくせに、即「そういえば沼津からこっちに来るバスは」って話を切り替えてるんですよね。

ただ意味の分からないニッチな設定がその場のノリで善子ちゃんに付けられただけで、今回の話ではその後特に触れられずに終わり。

たぶん今後も触れられることはないでしょう。

 

そんなどうでもいい設定出すくらいなら、

花丸ちゃんの聖歌隊についてひとつやふたつ触れてください(切実)。

 

 

・練習場所について

運賃もそこそこするのに毎日沼津まで往復するのかな?

バスの時間の話が出てくるのはわかります。

実際に沼津~内浦に行きましたけど、バス移動だと結構時間に縛られますからね。

でも、これまでバスを完全に無視した演出もありましたよね。

1期8話で千歌ちゃんが落ち込んでた時、

連絡を取ったわけでもないのに早朝から内浦に6人集合。

今回の話の最後にも、まだ誰も学校に来ていないような時間に

千歌ちゃんが浦の星のグラウンドまで走ってきた直後に全員集合。

沼津で練習する意味が、今後出てくるのでしょうか。

 

・露骨に際どいカット

やたら際どい千歌ちゃんの下半身のカットが何度もありました。

µ`sの初期の頃からドキッとするカットはありましたが、ダンス演出の中に少しとか、その程度でした。

今回のはエロ要素を推してる深夜アニメみたいで、なんだか気持ち悪かったです。

 

・千歌ちゃんの「軽蔑」発言

一番不愉快だった点です。怒りすら覚えました。

 

梨子ちゃんが「"東京とは違って"こんな小さな海辺の私たちが」って言っていたのも正直「ん?」って感じでした。

東京出身の梨子ちゃんに「東京とは違って」って言わせるの、ちょっと印象悪かったです。

もちろん、浦の星の仲間、Aqoursの仲間としての台詞だとはわかっているんですけど。

これは自分でも流石にひねくれすぎだろとは思いますが。

 

まあ、それは置いといて。

その後、千歌ちゃんが発した台詞。

「本気で言ってるんだったら私、梨子ちゃんのこと軽蔑する」

 

千歌ちゃんにこんな言葉を使わせてほしくなかった。

千歌ちゃんは猪突猛進な元気いっぱいの女の子で、

友達の事が大好きで、

友達や学校、家族や町の人たちがとっても大事で、

梨子ちゃんに「スクールアイドルとしてのステージより、ピアノのコンクールを取って欲しい」とまで言える子です。

そんな子が、いくら気が滅入っていたからといえども、

大切な友達に「軽蔑」なんて言葉を使うとは思えません。

誰かを軽んじ、蔑むようなことはしないと思います。

「嫌い」とか「最低」って言葉はこれまでにも出てきたことありましたが、

「軽蔑」なんて刺々しい言葉は、これまで一度も「ラブライブ!」というコンテンツに出てきたことはありませんでした。

今後出てくることもないと思っていました。

 

すごくショックです。

 

 

・逆上がりシーンの曜と梨子

もはや怒りを通り越して呆れました。

サンライズ的には愛を超越して憎しみになったとでも言うべきでしょうか。

二次創作で、所謂「千歌キチ」のような、

変態的な行動を取らされることの多い曜ちゃんと梨子ちゃん。

でもそれは、あくまで二次創作の話です。

 

…いや、でした。

 

千歌ちゃんが逆上がりをした時、

曜ちゃんと梨子ちゃんは顔を赤くして目を見開いてます。

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見るだけで溜息の出るカットですが、あえて載せます。

 

千歌ちゃんの下着が見えたのは間違いないでしょうし、

スカートでそんなことをすれば当然の節理です。

でも、それに対してわざわざこんな反応をさせる必要があったのでしょうか?

体育や練習時の着替えで見たことないとでも言うのでしょうか。

それともなんですか、千歌ちゃんがSEXYな下着を履いていたとでも?

はたまた、千歌ちゃんが履いていなかったとでも? 

 

 

アニメ版艦これを思い出しました。

原作ゲームやアニメの台詞がファンの間で曲解されたり、

ネタにされるのはよくあることですが。

艦これではあろうことか、アニメでそれを逆輸入し、

キャラクターに原作の描写とは乖離した行動・演出をさせていました

 

ラブライブで例えると、

・ことりちゃんが腹黒化

・絵里ちゃんが所構わず現れて女の子を誘惑するロシアンレズ

・果南ちゃんが男顔負けのパワーキャラ

といったような酷いキャラ付けがアニメ本編でされていました。

そういえば艦これも脚本は花田十輝でしたね。

 

「サンシャイン!!」においては、「シャイ煮」や「がんばルビィ」等のキャストの発言などが逆輸入されることはあっても、二次創作界隈のネタが逆輸入されるなんてことはありませんでした。

 

まあしかし、「千歌ちゃんの下着を見て顔を赤らめつつもガン見している」

という描写を公式でしてしまった以上、

曜ちゃんと梨子ちゃんがレズの烙印を押されるのは間違いないでしょう。

 

 

 

「キセキを!」

壮大なBGMと綺麗な日の出の中、

気持ちを確かめ合うAqoursの9人。

エンディングのイントロが流れ、話が綺麗に終わる…

 

そんなシーンで、なぜわざわざ曜ちゃんと梨子ちゃんにあんなことをさせたのでしょうか?

 

ハッキリ言いますが、あんな下品で寒いシーンはいらない。

 

 

 

・最後に

酒井和男監督の描くラブライブ!サンシャイン!!は、

"こういうもの"なんだ

改めて認識させられました。

ぶん殴られて目が覚めた気分です。

 

 

 

 

以上です。

ボロッカスに言ってきましたが、全部愛ゆえにです。

今の私の生活からラブライブが無くなったらどう生きて行けばいいかわからない程度には、ラブライブが大好きです。

µ`sもAqoursも大好きなんです。

 

だからこそ、いいアニメにしてほしかったんです。

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」を、いい作品にしてほしかったんです。

 

京極尚彦監督の描いた「ラブライブ!」は、

公野櫻子先生の描く「ラブライブ!」とは異なりつつも

良い作品であったと思います。

 

正直、今の状態では

酒井和男監督の描く「ラブライブ!サンシャイン!!」では、

同じことなんて言えません。

 

アニメ化前提の企画だったろうに、G`sマガジンからわざわざ設定を変えてきたんだから、ただの改悪で終わってほしくない。

 

まだ1話だろ、何言ってんだって思うかもしれません。

でも、1話だからこそなんです。

1話でこんなもの見せられたら、今後どうなるかわかったもんじゃないじゃん…

 

…っていう気持ちがあるんです。

 

ここで挙げた不満点は今後解消されるかもしれない…

というキセキを信じて、2話を期待しています。

*1:梨子ちゃんと善子ちゃんのお母さんの関係性も不明。というか幼稚園の頃の話なら、花丸ちゃんから少しくらい反応があるのでは?